野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

ウクライナは、不退転の決意でこの祖国防衛戦を貫いている。
気高く、且つ美しい精神世界が地球上に体現されているのだ。
誰に云うとも無く、ぼくはウクライナを背負いたい。
この世紀が、人の友愛と人の絆に満たされるように。

ゼレンスキー大統領の顔は、ますます精悍になってきた。
かたや、プーチンの顔はますます卑屈になってきているように見えて仕方が無い。

22年5月7日ゼレンスキー1

人格は、顔に表れるというのは本当だ。
正義無き戦争のプーチンとを比べるのも、ちゃんちゃら可笑しいけれど・・・。
ゼレンスキー大統領の矜持は、曰く言いがたい尊厳を醸し出している。
プーチンは、ますます強張った顔の輪郭が崩れてしまっている。

だが然し、戦況はウクライナにとって必ずしも芳しいものでは無い。
東部への猛攻撃は、ロシアの体制維持に向けた死にものぐるいの砲撃である。
南部も又、急激なロシア化を進めつつある。
既成事実化し、領土拡大の野望実現を果たすべくプーチンの実績作りが進行中なのである。
ロシアでは、上から下まで戦争反対の声が表出しつつある。
けれど、まだまだ圧倒的なロシア人はこの戦争を支持している。
プロパガンダはまだその実効性を担保しているかに見える。

ロシア軍の戦車 
22年5月26日ロシア戦車


翻って、プーチンはいよいよ追い詰められてきているのかもしれないが・・・。
だとするならば、ますます強権政治と恐怖政治を強めるのだろうと思う。
そもそも、ロシアは警察国家である。
人権は、有って無きがものの如しなのだ。

ウクライナ軍の戦車
22年5月26日ウクライナ戦車

このブログを書いていて、視線を上げたと思ってくれ給え。
陽差しが、一点の瑕疵をも撥ね除けて明るく差し込めている。
嗚呼、今日も五月晴れなのだ。
そう思うと、ウクライナの国民の視線の先に平和と安穏と希望と、そして光と熱がありますようにと願わずにいられない。

さて、歩き出そうと思う。


22年5月26日ウクライナ兵


 ウクライナへ希望届けよ五月晴
 
            荒 野人