野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

昨日は、オキナワ慰霊の日であった。
オキナワは、終日「祈り」と「平和を希求する」日を送った。
とりわけ今年は、ウクライナへのロシアの武力侵攻があって地上戦が繰り広げられている。
特別な慰霊の日となった。

22年6月23日平和のイシジ

オキナワにおける地上戦は、県民の四人に一人が犠牲になった。
いつでも、戦争の犠牲になるのは平和を希求する市民である。

20世紀。
戦争の時代であった。

今世紀は、戦争の世紀からの脱却を果たすのかと誰もが思っていた。
だがしかし、ナチズム国家ロシアの不当な武力行使によって戦争の地獄を現出させたのであった 。
ウクライナでは、地獄の地上戦がいまなお継続している。
 
22年6月23日摩文仁の丘

オキナワの祈りの日は、ウクライナの地獄を終らせる為に祈る日でもあった。
摩文仁の丘の平和の礎(いしじ)は、オキナワで最初に出かける場所である。
日本軍の組織的抵抗が終息した日から、既に77年。
この日こそが、慰霊に相応しい日である。
ウクライナの地獄のような戦争が終わるのは、一体いつになるのであろうか。
邪悪な、ロシアの思惑に任せるしか無いのであろうか。

糸満市のガマ
22年6月23日沖縄ガマ


 ガマ暗き祈り捧げるオキナワの日
 摩文仁まで届けよ慰霊オキナワの日


              荒 野人