野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

今回の旅では、嬉野と雲仙の湯宿に泊まった。
雲仙温泉では、朝の散歩で地獄を見に出かけた。

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雲仙は、硫黄泉である。
夜、寝床にまで硫黄臭が忍び寄ってくる。
その匂いと、匂いが醸し出す佇まいは優れて良い。
各地に地獄と云われる噴煙地帯があるけれど、やはり地球の鼓動が感じられて心弾む。


22年11月19日雲仙清七地獄


 湯に入りて初冬の肌を労りぬ

           荒 野人