ひびきあふ

自然の音と響き合ふ

タグ:池の端

野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

雪吊は、少し前に書いた。
能登の被災地を遥かに思って、書いたのであった。
厳密にいえば、縄の結び方も含め庭師は雪吊を設えてゆく。
〇〇結び・・・とか教えて頂いたけれど、忘れてしまった。

しまった!
覚えておけば良かった、のに。
とまれ、雪吊は庭園にポイントを印す。
庭の品格と云って、良かろう。
この季節、大好きなのは駒込の六義園の雪吊である。
茶屋で頂く呈茶も、ここはずば抜けて美味しい。
お抹茶も美味しいし、上生菓子も美味しい。
楊枝も、ちゃんと黒文字で提供される。
これは嬉しい。
六義園は、池を中心とする「回遊式庭園」である。


P1072180-2


 雪吊や縄の唸れる池の端

         荒 野人

野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

半夏生の色づく頃降る雨・・・半夏雨である。
ぐずぐずする気候。
コロナとともに去れよ!


0704半夏生草
 

 池の端の憂さを捨てよと半夏雨 

            荒 野人
 

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