ひびきあふ

自然の音と響き合ふ

タグ:泰山木の花

野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

誠に甘やかな香りを放っている。
従って、花が開くと同時に虫が付く。

22年6月7日泰山木2

然も、忽ち花びらの縁から錆びてゆく。
開いた刹那の白さと甘やかさは、比類なきものである。


22年6月7日泰山木
 

 泰山木森の深きに花を置く

          荒 野人
 

野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

あっ高みに、泰山木が咲いている。
なんとも嬉しい花である。
泰山木の花の下に佇めば、そこはかとなく匂いに捉われるのである。
そこが、良い。

白さが際立つ、と云うのは美の哲学の始まりであり終わりである。
そこには諦観など無く、在るのは極地と云う凄惨。
泰山木の花が咲く頃、必ず思い出すのは恩師である。


21年0603泰山木の花
 

 匂ひ降る泰山木の花の下

         荒 野人
 

野に在りて詠まむ
命のほのほ在りて
詠まむとす

高みにありし命かな。


0704泰山木の花
 

 高みから泰山木の花の蘂

         荒 野人
 

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